1995年生まれで現在アラサーの著者だが、高校時代に出会った漫画「GANTZ」
この漫画に出会った衝撃は今でも忘れられない。
価値観や嗜好は年齢を重ねるにつれて思ってる以上に変わっていくのを実感するが、30歳を過ぎた今読んでもここまで楽しめる漫画はなかなかないと思う。
今回は漫画「GANTZ」をこれから読もうと思っている人に向けて読む順番から気に入っているシーン、感想について解説する。(※読む順番解説以降はネタバレ注意)
GANTZの読む順番について

- GANTZ本編
- GANTZ:E
基本的にはこの順番で大丈夫だが、GANTZ:Eも本編とはまた違う話になっているので読みたい人は読めばOK。時間がない人やGANTZの良さを感じたい人は本編だけ読めば問題ない。
「GANTZ マイナス」という本編開始1年前の話が書かれた小説があるが、基本的にこれは読む必要はない。(読みたい人は本編を読む前に読んでもいい)
西くん編と大阪編はちょっとしたおまけ程度の話なので本編を読んだ後で読みたい人は読めばいいと思う。大阪編ではキャラのバックグラウンドが少し載っている。
また、GANTZ/EXA、GANTZ:Gなどのスピンオフは本編とは関係ない話なのでこれも読みたい人は読めばいいと思う。
個人的に気に入っているシーン(※ここからネタバレ注意)

GANTZ 16巻 消失
突如星人としてターゲットになってしまった玄野の彼女「タエちゃん」
タエちゃんとは最初仲間内でやっていた人生ゲームで負けた罰ゲームとして付き合い始めるが、いつしかだんだん心惹かれていく。
家族とも不仲で玄野にとっていつしかタエちゃんが人生で初めて大切にしたいと思える人になっていく。
そんな中突如タエちゃんがガンツにターゲットとして指名される。
玄野はターゲットになってしまったタエちゃんを必死で守ろうとするが、最後は和泉に背中を斬られタエちゃんは絶命してしまう。
「もう俺は一人じゃない、一人だった。ずっと。ずっと。一人だった。もう一人じゃない」
玄野がタエちゃんと付き合い始めて一人じゃないのを実感したこのセリフが印象的で、初めて読んだ時から今でもずっと覚えている。
それゆえに、そんなタエちゃんがターゲットになって死んでしまうシーンは涙なしには見られなかった。
個人的に一番心に響いたシーン。

GANTZ 21巻 強さのラストピース
GANTZ大阪編でタケシが自分と同じ技を使うのを目にして涙する風のシーン。
「どっちが強いかとか 誰が一番強いとか 本当にくだらん 見えた!! 俺の生きる方向」
小さい頃から一番強い奴を倒すことしか頭になかった風。
そんな中ガンツの世界で出会ったタケシ。風はタケシが虐待を受けながら親の愛情を知ることもなく、幼くして死んでしまった生い立ちを知る。
タケシが星人に対し自分の教えた技で体当たりするところを見て自分の生きる方向、タケシと共に生きる覚悟を決めたこのシーン。
このシーンも当初読んだ時、風の親心が伝わってきて涙なしには見られなかった。
ガンツの中でも最後まで幸せでいてほしいと思ったコンビ。
全体的な感想

個人的には終盤にいくにつれてやや失速していった感じがある。
カタストロフィ編あたりからどうやって物語が収束するのかというワクワク感はあったが、なんとなくダラダラと物語が続いていた印象があって、というのもかっぺ星人編、大阪編あたりでの物語の盛り上がりがすさまじく、読んでいるワクワク感がすごかった。
かっぺ星人編ではこの世界でこそ光る才能を持っているとみんなから認められ、スーツ無しの状態で最高得点までとってしまう玄野。そしてその玄野に惚れてしまうレイカ。
大阪編では初めて登場する100点のヤツ。
初めて出てきた時は倒せるのかこれ?というワクワク感がすごかった。大阪編から登場したZガンに加え、7回クリアの岡が着ていたハードスーツに、もうワクワクの宝庫みたいな怒涛の展開続きでこのあたりが個人的にはピークで面白かった。
レイカは玄野への想いを捨てきれず、2人目のクローン玄野まで生みだしてしまう。
タエちゃんが好きな玄野が振り向くことは最後までなかったけれど、最後の方の「人=物質」の説明で再生されたレイカに「ひどいことばかりいってごめん、愛してる」と玄野が言ってくれたのはよかったと思う。
でも生きてるうちに言ってほしかったと…。思った読者も多かったのではなかろうか。

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